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Buying Guide

バットの選び方

このページでは、BBCOR規格・ドロップ・長さ・重量・素材選びの基本から、長さ・重量の単位換算まで、バット選びに必要な知識をまとめています。気になる項目から読んでいただいて大丈夫です。

BBCOR.50 とは

BBCORは「Batted Ball Coefficient of Restitution(打球反発係数)」の略です。バットに当たったボールがどれだけの勢いで弾き返されるかを示す数値で、係数が低いほど反発が抑えられていることを意味します。アメリカでは2000年代に金属バットの飛びすぎによる負傷事故が問題となり、2011年、金属・複合素材バットの反発力を木製バットと同程度(係数0.50以下)に抑えるBBCOR規格が導入されました。

バレル直径2と5/8インチ以下、ドロップ-3以内といった形状の基準に加え、実際にボールを打ち込んで反発係数を計測する適合性テストに合格したバットには、バット本体に「BBCOR .50」の刻印が入ります。購入時は、この刻印の有無で規格適合を確認できます。

現在はNCAA(大学)・NFHS加盟の高校など、アメリカのアマチュア野球の多くの公式戦で使用が義務付けられています。当店で取り扱うBBCORバットは、すべてこの基準をクリアした商品のみを掲載します。

日本の金属バットとの違い

日本の金属バット
(2024年からの低反発バット)
BBCORバット
反発の抑え方最大直径64mm以下・打球部の厚さ約4mm以上という形状規定(SG基準)実際にボールを打ち込み、反発係数0.50以下であることを計測で確認
バレル最大直径64mm以下2と5/8インチ(約67mm)以下
重さ900g以上ドロップ-3以内(長さ-重さの差が-3以内)
認証マークSGマーク+「R」マーク「BBCOR .50」の刻印
主な使用区分日本の高校野球などアメリカの高校(NFHS)・大学(NCAA)など

※どちらも「金属・複合素材バットの反発力を木製バットに近づける」という目的は共通していますが、規定の作り方(形状規定か、実測による反発係数規定か)や対象となる大会が異なります。海外遠征や国際大会、アメリカ式のリーグに参加される場合は、日本の基準とは別にBBCOR規格の確認が必要になる点にご注意ください。

必ず確認

所属しているリーグ・大会ごとに使用できるバットの規定は異なります。ご購入前に、所属チーム・大会の公式規定をあわせてご確認ください。

どのカテゴリで使う?

カテゴリ主に対応する規格備考
高校・大学(アメリカ)BBCOR(ドロップ-3)NCAA・NFHS加盟校の多くで必須
中学・ユース(13歳以下中心)USA Baseball規格(ドロップ-10〜-12程度)リーグにより規定が異なるため要確認
トラベルチーム・クラブ(年齢混在)USSSA規格など大会ごとに個別規定がある場合が多い
日本の大学・社会人硬式BFJ認定木製バット全日本バット工業会の認定が必要
日本の高校硬式低反発金属バット(SG基準・Rマーク)2024年から完全移行

※このページの分類は一般的な目安です。実際の参加大会・リーグの規定が最も正確な情報になりますので、必ず主催団体の公式情報をご確認ください。

ドロップ(−3)とは

ドロップとは、バットの長さ(インチ)から重さ(オンス)を引いた数値のことです。例えば33インチ・30オンスのバットならドロップは-3です。長さに対して重い(数値が0に近い)ほど、ミートした際にボールへ伝わる力は大きくなりますが、バットを操作する際の慣性モーメントも大きくなり、振りにくくなります。逆に長さに対して軽い(マイナスが大きい)ほど振りやすくなりますが、力は伝わりにくくなります。

BBCOR規格のバットは、安全性の観点からドロップ-3以内と定められています。一方、ユース・トラベルチーム向けのバットは、年齢や体格に応じてドロップ-8〜-12程度のものまで幅広く展開されているのが一般的です。

長さの選び方

バットの長さは、身長を目安に選ぶのが基本です。あわせて、片手でバットを立てて持ち、無理なく構えられるかどうかも確認すると、より自分に合った長さを選びやすくなります。Batwaysで取り扱うバットは主に29〜35インチを想定しています。

身長の目安バットの長さの目安
〜162cm30インチ
157〜168cm31インチ
163〜173cm32インチ
168〜180cm33インチ
175〜185cm34インチ
181cm〜35インチ

※身長が範囲の境目に近い場合は、どちらの長さも候補になります。迷ったときは長めのサイズを試してみてください。腕の長さや筋力、プレースタイルによっても変わるため、不安な方はお問い合わせよりご相談ください。

P1モデルをお使いの方へ(重要)

P1モデルはパックノブ(グリップエンドに質量を集中させた特殊なノブ)を採用しているため、ノブ部分の長さがある分、全長表示が通常のバットより長く見えます。実際の打撃部の長さは他のバットと変わりませんが、同じ打球感覚を得るためには、普段お使いのバットより2インチ程度長いサイズをお選びいただくことをおすすめします(例:普段32インチを使っている方はP1では34インチを目安に)。

Edvanceのサイズ展開

  • P1モデル:34 / 35 / 36インチ(パックノブ分を考慮したサイズ展開)
  • IEモデル:32 / 33 / 34インチ

重量・スイングウェイト

バットの「振りやすさ」は、重さそのものよりも、質量がどこに配置されているか(スイングウェイト・慣性モーメント)で大きく変わります。

バレル側に質量を寄せた「エンドロード(トップバランス)」タイプは、ミートした際に伝わるエネルギーが大きく、長打力を活かしたい方に向いています。一方、グリップ側に近い位置に質量を保つ「バランス型(ミドルバランス)」タイプは、スイングウェイトが軽くなり、バットコントロール・スイングスピードを重視したい方に向いています。

Edvanceでは、この考え方をパックノブで応用したP1モデル(ミドルバランス、スウィートスポットの広さ・扱いやすさ重視)と、見慣れた従来の形でバレル側にやや質量を寄せたIEモデル(セミトップバランス、パワー重視)の2シリーズを展開しています。将来的にはトップバランスのモデルも展開を検討しているため、現在のラインナップではIEモデルが最もバレル側に質量を寄せた設計ですが、今後さらにパワー重視のモデルが加わる可能性があります。

素材で選ぶ

素材特徴
アルミ(金属)単一素材で打感が硬く、反発のタイミングが安定。気温による性能変化が少なく耐久性が高い
カーボン・コンポジット(複合素材)軽量化しやすく、振動を抑えたやわらかい打感。使い込むうちに性能が変化する(ブレークインする)場合がある
ハイブリッド(アルミ+コンポジット)バレルとハンドルなどで素材を組み合わせ、打感の良さと耐久性のバランスを取った設計
木製(メイプルなど)木目・密度による個体差があり、買い替えが前提の消耗品。芯で捉える技術が身につきやすい

コンポジットの注意

カーボン・コンポジット素材は低温下(おおむね10℃前後を下回る環境)で素材が硬くなり、性能や打感が変わることがあります。寒い時期の試合・練習では、ウォームアップとして数回スイングしてから使用することをおすすめします。

長さ・重量の換算

インチセンチオンスグラム
26インチ約66cm26oz約737g
27インチ約69cm27oz約765g
28インチ約71cm28oz約794g
29インチ約74cm29oz約822g
30インチ約76cm30oz約850g
31インチ約79cm31oz約879g
32インチ約81cm32oz約907g
33インチ約84cm33oz約936g

※1インチ=2.54cm、1オンス=28.35gで算出した概算値です。商品ごとの正確な数値は各商品ページのスペック表をご確認ください。

Edvanceではどう選ぶ?

Batwaysでは、各商品ページに素材・設計・データなど他のお店よりも詳しい説明を載せています。重さや価格だけで選ぶのではなく、こうした情報を読み比べながら、自分のプレースタイルに合った1本を見つけてください。

まずシリーズを選ぶ:P1モデル or IEモデル

スウィートスポットの広さ・扱いやすさを重視する方、新しいパックノブの操作感を試したい方にはP1モデルがおすすめです。一方、見慣れた従来の形のままパワーを求める方や、パックノブの操作感に抵抗がある方にはIEモデルがおすすめです。

次にグレードを選ぶ:STANDARD / PREMIUM / PRO LIMITED

草野球・社会人として長く使いたい方には、STANDARDまたはPREMIUMがおすすめです。見た目の仕上がりにもこだわりたい方はPREMIUMをお選びください。

試合で勝負する独立リーグ・社会人野球選手の方には、最高密度の材を使用したPRO LIMITEDをおすすめします。品質を守るため生産数に限りがあるので、気になる方はお早めのご検討をおすすめします。

ギフトとして検討されている方には、塗装ありで見た目の満足度も高いPREMIUMがおすすめです。

使ったお客様の声

「Edvanceを使い始めてから、金属バットから木製バットへの移行がスムーズにできた」という声をいただいています。パックノブによるスウィートスポットの広さが、木製バット特有の芯を捉える難しさをやわらげる助けになっているようです。